ちゃんと、食べてる。

私は食生活を直して体調不良を克服してきました。

なので、具合の悪い人がいると

「私も具合悪かったんだ～、ちゃんと食べると治るよ～」

って言います。

するとね、みんな必ず

「ちゃんと食べてる」

って言います。

………あのね、

ちゃんと食べてたら病気になんかならないのだけどね。

「ちゃんと食べてる」って言う人のちゃんとの基準て、

「俺が正しいと思ったものがちゃんとした食事」とか、

「私が作ったご飯だからちゃんとしてる」とか、

「奥さんが作ったからちゃんとしてる」とか、

「母親が作ったからちゃんとしてる」とか、

………自分がそう思ったからちゃんとしてると、いうことなんだそうです。

つまり、根拠がひとつもない。

で、腰が痛いとか、扁桃腺が腫れたとか、片頭痛がするとか、

熱が下がらないとか、具合が悪くて食事がとれなくて入院するとか、

こんなんばっかりなのに、

「ちゃんと食べてた。」って言うんです。

私は心の中で

「んなわけねだろーーーちゃんと食べてないから今があるんだろーー」

って叫んでます。

私も具合が悪い時、ちゃんと食べてるつもりでした。

それはね、ちゃんとしたご飯を全く知らなかったから。

そして嫌いなものを食べてこなかったから。

人って本当に正しい事を教えてもらっても自分の都合のいいように解釈しちゃったり、

気に入らない事はスルーしちゃったりで本当に正しい事ってなかなか理解しないようです。

って、これは最近、栄養について周りの人に話した時の私の感想ですけどね。

みんな、自分が一番正しい、という前提で考えます。

私は、

「あれっ、私、間違ってたかも」

が、スタートでした。

自分が病気になっても、子供が病気になってもそれでも自分が正しいと思っていたらいつになっても健康になることはありません。

ちょっと謙虚になって考えてみるといいかもですね。