現実を知る
23年前、結婚して完全同居をして具合が悪くなりました。
死ぬのは嫌だったので必死に探して見つけた栄養学。
13年前からたくさんの失敗を繰り返しながらなんとか毎日を生きてこれている私ができるようになったこと。
それは、現実を知る、ということ。
13年間もできるだけ栄養学を考えて食事をしてきました。
始めた頃はスーパーのパートだったから月給が5~6万円程度。
それが、食費と生活費の全てでした。
だからお金持の真似はできない。
テレビ等で見かける、有名人や著名人の健康法や美容法は全く手が届かなかった。
自分が行ける範囲のスーパーで何とか探して。
ただ、田舎だから種類も必要なものもなかなか手に入らずパソコンにかじりついてネットショップで探してました。
今はネットで情報収集や買い物は当たり前だけど、当時は私の周りにはそういうことやる人はいなかったな。
栄養学と食材探し。
子供がいたから正しい育児と教育法。
ただただそれだけやり続けた13年間。
他のことは全く頭に入ってないのです。
だからね知人に近所のご飯やさんの名前を出されても全くピンとこなかったり。
全国チェーンのお店に食べに行こうって言われても
「私、初めて行くんだ。」
って、答えてみたり。
食べるものは栄養素量で決めてたから、炭水化物メインやジャンクフードメインのお店は全く目に入っていなかった。
だから、外食も殆どしたことはなく、お店の名前なんて当然、知らない。
そんな食生活をしてきたからかな?
周りによく驚かれます。
若い!と。
特に今の年代になってから。
同じ年代であろうと思われる人たちからタメ口で話しかけられます。
話が進んで年齢の話になりそれぞれ自分の歳を言います。
するとね、直後からみなさん、私に対して敬語に変わります。
驚きと共に。
まあ、何となく察してはいるんですが、いつも。
「ああ、この人は私のことを年下だと思ってるんだろうな。」ってね。
別に敬語にする必要もないのですがね、日本人ですからね。
ここですね。
これで、現実を知るって方、結構多いです。
自分がどれくらい老けているかを、です。
自分の老け具合にびっくりしてショックを受けて二度と私に話しかけてこない人もいます。
敵対心むき出しになる人もいます。
全くそうならない人もいますよ。
敬語には変わるけれども他は変わらず仲良くしてくれる方も。
こういう方はたくさんの人に選ばれ、好かれる方ですね。
こういう時って人間の本性がでますよね。
現実を知るっていうことをできる人ってなかなかいないと思います。
でも、私はできるようになりました。
13年間の栄養学ももちろんあるけれど。
一番は、次女の存在。
長女はね、周りの大人を見て、私を見て、比べて、
「ママ、若い方だね。」と。
次女の方はというと、
自分(次女本人)を鏡で見て、私を見て、数か月前の私を思い出して、
「ママ、老けたね。」と。
私、
「そりゃそうだーーー時間は進んでるんだよーーー、
しかも、あんたは私が産んでるんだから当たり前じゃねーかーー」
って、感じです。
しかも追い打ちかけて、
「いくら周りの人が若いって言ってくれてもさ~鏡見て本気にならないでね。
自分で鏡を見たって3割増しにしか脳は感じないんだよ。
現実は違うからね。」
とな。
・・・・・知ってるって。
だから、どんなに周りに若いと言われようが嫌いなレバーもメザシも食べている。
欲しいものはって聞かれたら、
時間と
健康と
若さと
即答する自分がいる。
毎日、切ないくらいに現実と闘っております。
最近ね、思うことがあります。
若さのことだけではないです。
仕事をする能力や人間性、性格ですね。
もちろん、健康や美容面、全てにおいてみなさん、
自分の現実を知らないのでは?と思うことが多いです。
最近、会社で採用された人がいます。
健常者だと初めは思っていたのですが、その人の言動をよくよく思い返してみると、軽度の知的障碍者。
でもとっても自信を持っている。
今まで会社にいる私たちよりもできると、自信を持っている。
でも、一日仕事をやらせてみたら、あまりにも頭が悪くただの雑用係へ。
そりゃそうだ、どう見ても知的障害だもん、本人は気づいてないけど。
でも、それを採用した経営者も発達障害、本人は気づいてないけど。
おかげで会社は経営悪化の一途を辿っている。
現実を知るっていうこと、難しいし、見たくない知りたくない現実っていっぱいあります。
私だって自分の皺やたるんだお腹なんて見たくもない。
でもね、本当の現実を知らないと正しい答えなんて絶対に見つからないですよ。
欲しい結果を得るにはまずそこから。
本当の結果が欲しいそこの方、ぜひうちの次女、貸し出したいと思います。
辛辣すぎて私もたまに心が折れそうです(笑)