今、日本では6~7人に1人の子供が貧困状態にあるといわれています。
一見、わかりづらいのですが私の子供の周りにもいるようです。
現在、高校2年生の次女のクラスの子のことです。
何日か前に風邪で学校を休むと、連絡が入りました。
学校を休むという連絡は保護者が毎日連絡するものです。
その日の状態を伝える必要もありますから。
その子は一回だけ連絡がきただけでそのまま数日間休みが続きました。
そして一週間後くらいに入院してましたと、いう連絡がきたそうです。
この話だけを聞きますと、なんてルーズな親たちなんだろう~?って思ってたのですが。
よくよく聞いてみるとその家庭はシングルの方でお子さんが4人。
経済的にも少し苦しいようで、周りの友人たちとは一線を引いていたようです。
食事もあまりきちんとしたものはなく、唐揚げなどの肉料理がテーブルに一日中出しっぱなしで食べたいときに食べているのだそうです。真夏でも。
お昼にお弁当はなく、毎日コンビニで何か少し買ってくるようです。
休む直前はどうしようもなく具合が悪かったようでそんなに親しくなかったうちの子に
「栄養のあるものって何かな?」って思わず聞いてきたそうです。
うちの子はあまりに唐突過ぎて何も答えられなかったようです。
普通に高校に来ていれば貧困なんて言葉は無縁なことだと思っていましたが次女の入った学校はそうではなかったです。
次女の入った高校はランクでいえば下の方。
学力の低い学校に通ってる子の家庭環境を見てみると日本でいう貧困層の子供たちが多いようにみえます。
次女の周りにもシングルのママが多くいます。
両親がそろってるのにパチンコに入り浸ってて子供が家に帰っても親が在宅していない家もあります。
こういう家の子たちの食事内容はやっぱりいいものではないのです。
親が一人だから悪いと、いう意味ではないです。
ただ、経済的に食費にお金をかけるのが無理な家庭があります。
遊興費につぎ込む家庭もあります。
節約と称して食費をケチるお家もあります。
でも、そういうお家の子はよく体調を崩します。
学力っていうか考える力が低いようで、コミュニケーションをとってるつもりでもすぐキレてしまうような子が多いように思います。
子供たちは何で自分がそういう状況なのかわからないまま苦しんでいます。
自分では解決できないですしね。
そしてそのまま低所得者の大人になってしまうんですよね。
今、私はこういう子たちに何か教えてあげることはできないかな~って模索中です。
以前、そういう子たちのママに栄養のことを話したことがあったのですが全く興味を持ちませんから理解もしません。
大人になるとね自分が正しいっていう考え方で凝り固まってしまいがちです。
子供の方がね素直に本能で健康になりたい、もっとよくなりたいって思うようです。
自分はこれでいいって諦めちゃってる大人になる前にもっともっとよくなる方法を教えてあげたいな。
そういうことを教えてあげられる大人が増えれば子供の貧困、もちろん大人の貧困も減っていくんじゃないかな。