正解を知らないヒト科の動物
先日のことです。
高校生の次女が、
「生物を勉強するとさ、人間が健康になるってことは、シンプルだよね。」
と、言いました。
確かにそうですね。
細胞がどのようにできるか、いい細胞を作るには何が必要か。
生物で基本がわかって、科学で効果をだす。
みんな、学校で習ってるはずなんです。
でも、テストが終わってしまえば忘れてしまうんです。
そして自分の体に生物も化学も関係ないと思っている。
私も全くその通りの身体でした。
もともと勉強は苦手でしたけど、科学は特に苦手。
食事のことなんて家庭科で習うことが全てでした。
でも今、思い出してみると家庭科の教科書に載っていた食品の栄養含有量の中にインスタント食品やレトルトもあったような。
安いハムやウインナーを食べてたんぱく質を食べた気になり、レトルトカレーで野菜も食べてると思っている。
病気になった人にちゃんと食べてるの?って聞くと必ず、なんの疑いもなく、
「ちゃんと食べてる」って言います。
これです。
つまり、みんな正解を知らない。
自分がやってきたことが全て正解だと思っている。
自信を持って他の人にも勧めちゃってる人もいる。
でも、それが正解ならば癌になりますか?
何度も病院に通って健康保険ばっかり使いますか?
インフルエンザが病欠じゃなくって公欠なのはなぜ?
って、思うのは私だけなのだろうか?
それに体のことだけじゃないと思う。
人間性も。つまり性格。
毎日、缶コーヒー飲みながら周りに文句を言ってる人。
お昼にジャンクフードばっかり食べていつもキレてる人。
これって正しい人間の姿かな?
会話を聞いてても感情しか話さない。
自分がどう思ったか、だけ。
考え、思考が全くない。
言動の仕方が前頭葉の小さい動物並み。
ヒト科の動物にしか見えない。
こんな大人がやたらに目に付きます。
もう、いい歳なのにね。
そんな大人たちに育てられる子供たちは可哀そうですね。
うちの子を幼児教室に通わせているときに言われた言葉があります。
子供は親の言うようには育たない。
子供は親のやる通りに育つ。
と。
大人が正解を知らなければ子供に正解を見せてあげることはできません。
いくつになっても自分の間違いを知り、正しく成長できる人間でありたいですね。