先日のこと、テレビをつけていましたら癌と闘う新聞記者と、いう方が密着取材を受けられていました。
癌と診断された時は仕事を辞めようと思ったそうですが、癌になった自分のことを記事にし、記者を続けていられるそうです。
で、その方は癌と闘うと。
癌と闘うってどういうこと?って興味が湧きましたので見入ってしまったのですが、見れば見るほど闘うという事がどういうことなのかわからなくなってしまいました。
その方、闘うっていう割には科学療法を受けてるだけ。
まあ、ベッドに寝て、点滴で薬をいれるんですよね。
他に何もでてこない。
(確かに抗がん剤の副作用は苦しいと思うけどそれを闘うというかは・・・う~ん、どうかな?)
そして何故かバンド活動を始めた。
(これは癌と闘うための必須アイテムなのかな?)
う~ん、見ていてよくわかんなかったです。
闘うって、戦うでもいいけど。
やるからには勝つつもりでやりますよね?
つまり勝つために何をするかということ。
例えば受験に勝つ!なら入りたい学校のレベルを知って、そのためには自分に何が必要か調べて、考えて、行動して、結果を得るはずですよね。
戦争に勝つ!っていうことなら(あんまりいい例えじゃないけど)相手がどのくらいの武力を持っているかを調べて、その上をいく武力を持って勝ちにいきますよね。
でも、闘うっていってるのに・・・
科学療法とバンドしかでてこなかった。
これが受験勉強ならまず自分のやってきたことを考えるでしょ。
数学が好きではなくてあんまりやってこなかったから全体の点数が下がってしまう。
だから数学を重点的にやらなきゃな、とか考えますよね?
化学療法をやってこなかったから癌になったのかな?
バンドをやってこなかったから癌になったのかな?
多分、違う。
闘うってことは、まず闘うもののことをしっかり知らないと。
闘うもの、この場合自分の中にできた癌細胞ってことですね。
何故命を脅かすまでの癌細胞が自分の中にできたのかを知ることが大事です。
癌細胞はね誰だって毎日できています。
でもね皆、食べて、動いて、生きているんです。
代謝してるんです。
癌細胞ができても体の中に留まらずに次々に排出されていくんです。
これが上手くいってないと体の中に癌細胞が溜まっていっちゃうんですね。
なんか、肥満の人の脂肪と一緒ですね。
ジャンクフードをいっぱい食べて動きもしなかったらそりゃあ溜まりますもんね。
でも、健康的なものを食べてしっかり動けばちゃんと痩せることができます。
癌細胞も一緒。
健康的なものを食べてしっかり動いて代謝して排出すればいいのです。
それをしない人はただただお医者さん頼みと、他に楽しいことを見つけて頑張ってるつもりになっている。
癌と闘う前にそういう自分自身の人間性と闘うことも必要かな、って私自身の経験から思いました。