大学生になった次女。
洋服をあまり持っていません。
友人と出歩くのが苦手なため、洋服を選ぶってことをあまりしてこなかったんです。
高校までは制服でしたしね。
新型コロナウイルスの影響で県内の大学はほとんどリモートになっています。
が、次女の通う大学は通常どうり。
サークル活動やボランティア活動は禁止されてますが、そもそも授業自体が遅ければ午後8~9時に終わるのでそんな時間は元からない。
毎日、始発で学校に通ってる。
となると、次女の悩みは洋服。
次女は学習障害。
特に日本語のひらがなが難しいらしい。
読字障害やディスレクシアと言われるもの。
だから他は普通じゃないの?って思ってたけど。
これが、結構こだわりが強い。
着心地、質感、肌触り、見た目、全てが自分にフィットしないと絶対に着ない。
しかも出不精で人ごみに行くのが苦手。
その上、洋服を選ぶのが苦手。
ここまでくると毎日着ていくだけの洋服をそろえるのは至難の業。
入学して1ヶ月、すでに着ていく服が尽きたようで観念して買い物へ。
次女の洋服を買いに行ったのですけれど、ショッピングモールの中で、ふとどうしても入りたくなったお店があったんです。
いつもだったら入らないお店でしたけど。
そしたらね、外側から見えない奥の方に私がどうしても欲しかったスカートが。
ネットで見つけた時には完売してたけど、どうしても欲しくて残念に思ってたスカートが目の前に。
即買いしました。
それを見ていた次女。
いつもならどの服を見ても、あれは嫌、これも嫌、って言ってなかなか決められないけど、今回はすぐに選んで、すぐ試着。
そして、即決。
初めて、お互いがイライラせず洋服を選ぶことができました。
いつもは何時間もかかっちゃいますからね。
で、次の日の次女と私。
何となく気分が良いままクローゼットの整理を。
実はクローゼットの中はぎゅうぎゅう詰め。
一応は整理してるともりでしたけど、なかなか昔の服が捨てられなかった。
10年前に好きだった服。
5年前に好きだった服。
痩せたらまだ着れるはずの服。
処分しちゃったらこういう服には出会えないかもって捨てられなかった服。
何度もクローゼットで手に取ってみては元に戻していました。
でもね、欲しいって思っていた服が目の前に現れて即買いできるってわかったら。
もう、いいかなって。
次女も同じで、なかなか手放さないタイプ。
でも、次女も気分よく洋服を選べたようで。
2人で思いっきり断捨離できました。
クローゼットの中はスッキリで一目瞭然。
あれだけできなかったのに、たった1枚のスカートでここまで変わるとは。
最近、本や雑誌で願えば叶うみたいなことよく目にしますけど。
これの事?って一瞬思っちゃった。
けど、こんなちっちゃなことじゃないよね。
でも、私にはスカート1枚だけじゃなくもっと違うものも叶った気がします。
でもね、たった1枚。
どうしても処分できなかった25年前のスカート。
めっちゃスタイルが良かった頃(自分で言うなよ)のお気に入り。
もう一度似合うスタイルになるってことを目標に誰もいない時に鏡の前で着てみてます。
それだけはどうしても、ね。