私が勤めている会社は午後3時に10分間の休憩があります。
今まではお茶を飲んでるか(プロテインも飲んでます)近くの人とお話しているかでした。
私は毎日が忙しい。
全ての動きがのろいのか、自分の時間を作るのが下手なのか、読みたくて買った本が溜まっていく。
せっかくなのでこの10分間を読書時間に充てることにしました。
そして1冊読み終わりました。
それがこれ。
この本、結構前に出版されたものです。
結婚して具合悪くなってから何となく感じ始めたんです。
「あれ、私の配偶者って、もしかして・・・」って。
その時ふと、目についた本。
でも、その時は買いませんでした。
具合が悪すぎて、そんな本より体を治すことができる内容が書いてある本を読み漁っていたから。
最近ね、自分の体調が良くなってきました。
そうなると今までよりも周りのことがよく見えるようになってきます。
そうするとね、会社にいる障害者と思われる方々。
毎日見ていると疑問が湧いてくるんです。
なんで、こんな考え方するんだろう?
なんで、こんな行動を起こすんだろう?
って。
で、思い出した。
あの本を読んでみようって。
旦那さん目線で描かれているから、健常者から見た本だと思って最後まで読んでみた。
読んでみた結果。
私の周りにいる障害者と思われる方々とは全く別、でした。
障害としては一緒だと思うのです。
でも、完全に対極にいる。
何故?
それはね、あとがきを読んでわかりました。
「僕の妻はエイリアン」っていう本です。
ですから奥様が発達障害ってことです。
で、タイトルからいったらご主人が描かれてるって信じ込んで読み終わりましたが、まさかのあとがきでひっくり返されました。
だからなんですね。
確かに、本編を読んでいても奥様は相手の事を考えられる方だなって思っていたんです。
私の周りにいる発達障害と思われる方々は自分の我欲にとっても正直に生きています。
それが発達障害なんだと、私は思っていました。
ただ、本では旦那様が奥様の事を思って相手の事を考える事ができるように描かれているのかなとも思っていたんです。
が、まさかの奥様が描いていたとは。
相手の立場に立つことができるんですね。
これはとっても大きい事ですね。
健常者だって相手の立場に立って考えられない人は嫌われちゃいますから。
うん、とってもいい本でした。
でも、参考になりませんでした。
結局、人間性なんです。
人柄とか人格とか。
それって、結局のところ親ですね。
私ね、長女を幼児教室に通わせている時に言われたんです。
「子供はね、親の言う通りには育たないのよ、親のやる通りに育つのよ」
って言われたんです。
ものすごく、納得。
それ以来かな。
自分の人間性について考えるようになって、言動も気を付けるようになりました。
もしかしたら、このおかげで障害の方達がわかるようになってきたのかも。
この本を読んだおかげで思い出せました。
あの時幼児教室で本当に大切なことを教えて頂いていたんだなって。
10分休憩、たかが10分、されど10分、貴重な時間に変わりますね。